<初めに>
それとの最初の出会いはよく覚えていません。
しかし、『世界初』という肩書きの大きさ。
『背負っているもの』の大きさを知った時、
こんなにも『かっこいい』と思えるものを知ったのは初めてでした。
四国旅客鉄道 2000系特急型気動車。
言わずもがな世界初の振り子式特急にして、
高速化の波に呑まれつつあった
四国の鉄路を守り抜いた存在、
そしてその意志を受け継ぐ車両たちは、
今日も日本各地で人々の足となり駆け回っています。
これはそんな車両のフラッグシップとしての、
最後の一年にギリギリ間に合い、そして
高校1年の1年間を懸けた1人のアホの撮影記録です。